...はっとする程美しかった...
梅崎春生 「日の果て」
...はっとするほどその書が新らしい...
高村光太郎 「黄山谷について」
...はっとすることが多い...
太宰治 「女生徒」
...時にははっとするほど自分を腑効(ふがい)なく感じ...
徳田秋声 「縮図」
...風が時々樹梢を鳴らす度に一々はっとする...
中島敦 「虎狩」
...こうして眠るんだなと思ってはっとする...
夏目漱石 「それから」
...はっとすると同時に...
林不忘 「あの顔」
...久美子は自分でもはっとするような冷淡な口調になった...
久生十蘭 「肌色の月」
... はっとする ふくやさん...
ベアトリクス・ポッター Beatrix Potter 大久保ゆう やく 「グロスターのふくやさん」
...突然なんだかはっとするようなもの...
堀辰雄 「大和路・信濃路」
...駈けこんできた子供はそれにぶっつかって、はっとする、そしてそこからきゅうにとりすまし白い壁の教室にのろのろはいって行くのであった...
本庄陸男 「白い壁」
...はっとするようなことが起った...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トリスタン」
...あまりに咄嗟(とっさ)な出会いなので、はっとする間に、強敵の姿を見失ったが、非常警報は、八方に伝えられ、ここまで遁げ延びて、大仕事に司直の鼻をあかそうとした彼を、再び網にかけたわけなのだ...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...はっとする間もなく...
宮本百合子 「雲母片」
...神経だけ習慣ではっとするが...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...稲ちゃんの「くれない」「素足の娘」「美しい人たち」「女三人」「四季の車」みんななかなかうまいでしょう? 一つ一つ聞くとはっとする位しゃれた題です...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...こわいことを考えるものか……とはっとする...
山崎富栄 「雨の玉川心中」
...何かはっとするような肉太の彫刻が広い帯となって明瞭に残っており...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「狂気の山脈にて」
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