...あるいはまだ快癒がはかばかしくないのかと思ったが...
芥川龍之介 「忠義」
...師の発展のはかばかしくないのをまどろッこしく思って...
岩野泡鳴 「耽溺」
...これもあまりはかばかしくないようだ...
高浜虚子 「別府温泉」
...どうもはかばかしくないので...
寺田寅彦 「亮の追憶」
...いずれも恥かしがって返事がはかばかしくない...
中里介山 「大菩薩峠」
...伜新太郎の容體がはかばかしくないのに...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...倅新太郎の容体がはかばかしくないのに...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...看病人の抱月氏の方がはかばかしくないようだった...
長谷川時雨 「松井須磨子」
...はかばかしくない...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...はかばかしくないんだろうと思って...
久生十蘭 「キャラコさん」
...それでもはかばかしくないことに気をもんで尼君は僧都の所へ手紙を書いた...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...交渉がはかばかしくない...
吉川英治 「新書太閤記」
...どうも容態がはかばかしくないというのである...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「ぶどう畑のぶどう作り」
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