...この村はなんとかかんとか保っているようなものの...
犬田卯 「瘤」
...なんとかかんとかって怒り出しちまってね...
犬田卯 「沼畔小話集」
...なんとかかんとかいって...
海野十三 「火薬船」
...……・風がすゞしく吹きぬけるので蜂もてふてふも・死ねる薬をまへにしてつく/\ぼうし・草の青さをしみじみ生き伸びてゐる・住みなれて草だらけ・のぼる陽をまつ糸瓜の花とわたくしと・さらりと明けてゐるへちまのはな・朝月はすずしいいろの桔梗がひらく炎天のヱンジンのまはるとゞろき・なんとかかんとか蝿もつれてきて・こゝろむなしくて糸瓜咲く炎天...
種田山頭火 「其中日記」
...まだなんとかかんとか理窟を持ち出して説明をつけていた...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...なんとかかんとか...
豊島与志雄 「死の前後」
...それを夫が口やかましくなんとかかんとか指図しながら釘づけにしている...
永井隆 「ロザリオの鎖」
...泣けば母親がそばへ駆けつけてきてなんとかかんとか慰める...
永井隆 「ロザリオの鎖」
...なんとかかんとか名をつけて...
長谷川時雨 「むぐらの吐息」
...少しお目通し下さいませ」なんとかかんとか理由をつけて...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「くちなしの花」
...なんとかかんとか言って...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「くちなしの花」
...なんとかかんとかもつたいをつけて話すのであつた...
水上滝太郎 「大阪の宿」
...なんとかかんとかごまかして...
宮沢賢治 「蛙のゴム靴」
...なんとかかんとかやっていける...
三好十郎 「抵抗のよりどころ」
...なんとかかんとかいっても...
山川方夫 「お守り」
......
山之口貘 「山之口貘詩集」
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