...明日(あす)からは人殺になり果てるのだと思うと...
芥川龍之介 「袈裟と盛遠」
...白癩(びゃくらい)の身となり果てるぞよ...
芥川龍之介 「邪宗門」
...永遠に宇宙墓地の墓石となり果てるのだ」と...
海野十三 「宇宙尖兵」
...一団の炎となり果てるとは...
海野十三 「火星兵団」
...こちらまでが自分でも愛想の尽きるほど下劣な人間になり果てるような気がしてくるので...
近松秋江 「霜凍る宵」
...何とかキセキはあらわれないものか何とかどうにか出来ないものか私が働いている金はどこへ逃げて行くのだろうそして結局は薄情者になりボロカス女になり死ぬまでカフエーだの女中だのボロカス女になり果てる私は働き死にしなければならないのだろうか!病にひがんだ男は...
林芙美子 「新版 放浪記」
...仕舞(しまい)には如何(どう)云うようになり果てるだろうかと思(おもっ)て...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...よぼよぼの老人となり果てるように...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
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