...単にうぬぼれにとどまらない以上は...
芥川龍之介 「校正後に」
...なおトーキーの機械的不備の問題は撮影所だけにとどまらない...
伊丹万作 「雑文的雑文」
...しかも符合はこれだけにとどまらない...
大阪圭吉 「坑鬼」
...憤然と荷物をまとめにかかったことも一再にとどまらないのだが...
谷譲次 「踊る地平線」
...その結果は単に私の喜びだけにはとどまらないであろうと思うのである...
寺田寅彦 「日常身辺の物理的諸問題」
...連句制作における興味ある心理的現象は以上にとどまらない...
寺田寅彦 「連句雑俎」
...単にありそうなことというだけにとどまらない...
トルストイ 米川正夫訳 「クロイツェル・ソナタ」
...罪悪の域まで行かなければとどまらないものであります...
中里介山 「大菩薩峠」
...男妾の浅公にとどまらないということ――相手嫌わずだったが...
中里介山 「大菩薩峠」
...神尾主膳は呆(あき)れがとどまらない...
中里介山 「大菩薩峠」
...出し抜かれて苦笑いのとどまらないがんりきの百の野郎が...
中里介山 「大菩薩峠」
...師団長たるにとどまらない...
中里介山 「大菩薩峠」
...しかも余の駄目は汽車にとどまらない...
夏目漱石 「満韓ところどころ」
...ある忍従を意味するにとどまらない...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「ヴェニスに死す」
...ただ修辞学を非難するにとどまらないで...
三木清 「解釈学と修辞学」
...格別すぐれた人でなければ目にも心にもとどまらないために...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...すでに彼の命にとどまらない絶対権をおびていた...
吉川英治 「三国志」
...それだけの推測にはとどまらない...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
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