...整形外科はヲンナの目を引き裂いてとてつもなく老ひぼれた曲芸象の目にしてしまつたのである...
李箱 「興行物天使」
...とてつもなく大きい古琴塚のうしろに移され...
心猿 「九月朔日」
...とてつもなく絶望しちまって...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「かもめ」
...こいつあとてつもなく奇妙な伝言(ことづて)だなあ...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...とてつもなく大きなものだ...
豊島与志雄 「失われた半身」
...とてつもなく大きく高く膨れ上り...
中島敦 「環礁」
...小さな蒲団にくるまつて寝てゐるであらう耕二がとてつもなく気味の悪いものに思へた...
中原中也 「耕二のこと」
...その同じい夫の地位を本能的にとてつもなく自慢するものである...
中村地平 「南方郵信」
...私は一葉(いちよう)と云う名前がとてつもなく気に入っている...
林芙美子 「新版 放浪記」
...とてつもなくだらしのない不道徳な野性が...
林芙美子 「放浪記(初出)」
...せめて鍛冶場(しごとば)へでも運んでおかう!そこで鍛冶屋はそのとてつもなく大きな袋の傍へしやがみこんで...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...何かとてつもなく異常なことが起きているとしか思えず...
アーネスト・ヘミングウェイ Ernest Hemingway 石波杏訳 Kyo Ishinami 「老人と海」
...とてつもなく厄介なことになった...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「鉄面皮」
...とてつもなく価値のある資産だな」「鉱山は我が部族...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「謎の四つ指」
...次の霧はとてつもなく深くなるはず...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「四日闇夜」
...とてつもなく遠い原野の彼方から...
本庄陸男 「石狩川」
...とてつもなく大きな声を出したがるものだ...
牧野信一 「蝉」
...とてつもなく背が高い竹に似た胴体をそそり立たせていた...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「時間からの影」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??