...この辺はゴッタ返しのてんやわんやの騒(さわぎ)でした...
淡島寒月 「江戸か東京か」
...てんやわんやの真最中に...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「接吻」
...てんやわんやでいちいち書いてはおられぬ...
中里介山 「大菩薩峠」
...てんやわんやの野上駅の騒ぎをあとにして...
中里介山 「大菩薩峠」
...一方、土間の方では相変らず、てんやわんやで、鬼を、鬼を――とさわぎひしめいている...
中里介山 「大菩薩峠」
...雑多の者が集まっててんやわんやの生活様式を作り出してる不思議な町である...
野上豊一郎 「七重文化の都市」
...まことにてんやわんやの騷ぎでした...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...てんやわんやで見当もつきません...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...このてんやわんやの騒ぎの最中に...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...てんやわんやの大騒ぎ...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...象は、あわてて麹町一丁目の詰番所傍(わき)の空地(あきち)へ引込んで葭簀(よしず)で囲ってしまい、ご通路の白砂を敷きかえるやら、禊祓(みそぎはら)いをするやら、てんやわんや...
久生十蘭 「平賀源内捕物帳」
...てんやわんや心理の狂瀾でした...
吉川英治 「折々の記」
...店頭(みせ)の方で前後して鳴る無数の時計の振子がてんやわんやに聞こえてくる...
吉川英治 「かんかん虫は唄う」
...てんやわんやのあげくであった...
吉川英治 「私本太平記」
...てんやわんやの喚(おめ)きの中に吹きくるまれる...
吉川英治 「私本太平記」
...てんやわんやの新政だった...
吉川英治 「私本太平記」
...奥州も、てんやわんやだ...
吉川英治 「私本太平記」
...てんやわんやの一時代であったというもよろしいでしょう...
吉川英治 「随筆 新平家」
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