...自らは乏しくつつましく暮し...
上村松園 「大田垣蓮月尼のこと」
...つつましく肩を並べて腰かけた...
江戸川乱歩 「悪魔の紋章」
......
高村光太郎 「智恵子抄」
...この郵便屋さんと、あの少女とでは、きっと、つつましく、うまく行くだろうと思った...
太宰治 「新樹の言葉」
...つつましく厳粛な心から...
太宰治 「春の盗賊」
...どこかでつつましく物をかじる音がしたりするうちはいいが...
寺田寅彦 「ねずみと猫」
...つつましく答えた...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...つつましく笑っても...
野村胡堂 「胡堂百話」
...つつましくうつむいていたお米が...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...それらの薔薇の、美しい赤らみは、ほかではちょっと見られない程のもので、とてもやさしく、つつましく、何ともいえない静かさに満ちていました...
ナサニエル・ホーソン Nathaniel Hawthorne 三宅幾三郎訳 「ワンダ・ブック――少年・少女のために――」
...私の懐中にはつつましくすれば二年間は暮せるだけの金があったが...
松本泰 「日蔭の街」
...そして見てゐるとみんなはつつましく列を組んで...
宮沢賢治 「銀河鐵道の夜」
...」青年はつつましく両手を組みました...
宮沢賢治 「銀河鉄道の夜」
...糸蝋の淡い灯影につつましく物を思いながら幼い魂を守って居る...
宮本百合子 「悲しめる心」
...つつましく寝よう...
山本周五郎 「青べか日記」
...つつましく、謙(へりくだ)り、しかも命と身を投げ出(い)だして人と真理の愛に強き君、ああ我が賀川豐彦(とよひこ)の君...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集」
...めいめいつつましくすわりこんだ...
吉川英治 「神州天馬侠」
...つつましく怺(こら)えているな)と...
吉川英治 「新書太閤記」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??