...良平(りょうへい)は左のちんぼ芽を...
芥川龍之介 「百合」
...沈没(ちんぼつ)迫るアーク号の甲板は...
海野十三 「地底戦車の怪人」
...縁起(えんぎ)でもない沈没男(ちんぼつおとこ)だ...
海野十三 「沈没男」
...けちんぼ/\」信一は人形を足で滅茶々々に蹴倒して...
谷崎潤一郎 「少年」
...正直一轍の吝嗇漢(けちんぼ)が一度汚(けが)した墓をまた堀返しつつあるのを見かけたのであった...
チェスタートン Chesterton 直木三十五訳 「作男・ゴーの名誉」
...そして背の低いけちんぼうの四郎次の阿母(おふくろ)は...
徳永直 「あまり者」
...それはまた提灯骨(ちょうちんぼね)で通してあるから墨の乗る余地もないもの...
中里介山 「大菩薩峠」
...吝坊(けちんぼう)が穴の開(あ)いた銭(ぜに)を蓄(ため)るように...
夏目漱石 「永日小品」
...どんな売女でももっている、女っぽさや、女の純なものがないの、けちんぼだの、勘定(かんじょう)が細かいのといった...
長谷川時雨 「九条武子」
...立ちんぼうがぶらついているひょうたん池のところまで来ると...
林芙美子 「新版 放浪記」
...けちんぼうだとの評判でしたが...
ジョナサン・スイフト Jonathan Swift 原民喜訳 「ガリバー旅行記」
...先の見通しの利かないけちんぼで...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...ある金持の吝嗇家(けちんぼ)が...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「盗まれた手紙」
...立ち止まって二本の前足をこのけちんぼうなお客のかくしに当てて...
マロ Malot 楠山正雄訳 「家なき子」
...出入りの者たちは「けちんぼう」だと蔭口をきいていた...
矢田津世子 「鴻ノ巣女房」
...「あのけちんぼの仇(かたき)を...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...あんなけちんぼは...
横光利一 「南北」
...沈木(ちんぼく)のけむりは...
吉川英治 「新書太閤記」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??