...億万の空腹たちどころにみたすべし」と...
内村鑑三 「基督信徒のなぐさめ」
...たちどころに救援隊ロケット九台を火のかたまりとしてしまうことができるのだ...
海野十三 「怪星ガン」
...たちどころに幾千の人も集まり...
中里介山 「大菩薩峠」
...今の今までどんな厚い皮でもたちどころに引裂くことの出来たその鋭い爪や...
中島敦 「虎狩」
...あれに酷く當たらば天罰たちどころに...
樋口一葉 「大つごもり」
...他人(ひと)ごとにおせつかひ好きな人はたちどころに...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...たちどころに蜂の巣をつついたように騒ぎ始めた...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「四日白魔」
...外国の競争により富と人口との増進がたちどころに停止した商業国の顕著な事例を示している...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...私はたちどころにあなたの字を貰えばいいと思うけれど...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...彼はたちどころに溶けてなくなる...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...彼らはたちどころに一つの絵すら描けない不自由さに陥るであろう...
柳宗悦 「民藝四十年」
...たちどころに骨董でなくなり...
柳宗悦 「民藝四十年」
...たちどころに同情の涙が出て来るのであった...
山本周五郎 「思い違い物語」
...たちどころに、春渓尼のまわりは、すべて紅(くれない)になった...
吉川英治 「私本太平記」
...たちどころに痛罰を喰う...
吉川英治 「新書太閤記」
...蕭譲(しょうじょう)はたちどころに義心を燃やし...
吉川英治 「新・水滸伝」
...この因業(いんごう)旦那はたちどころに慾心の炎(ほむら)にもなった...
吉川英治 「新・水滸伝」
...明判たちどころに...
吉川英治 「新・水滸伝」
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