...なおせっせと掃除(そうじ)をやってる...
伊藤左千夫 「告げ人」
...裏の座敷でせっせと...
上村松園 「作画について」
...中年の女がせっせと洗濯をしている...
梅崎春生 「幻化」
...またせっせと床板の拭き掃除をはじめて...
太宰治 「パンドラの匣」
...せっせと土を掘り返したり...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...心理学や倫理学などをせっせと読んだが...
田山花袋 「田舎教師」
...そこに染工職人がせっせと糸を染めている...
田山花袋 「田舎教師」
...せっせと愛嬌を振り撒いていた...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...せっせと曳くことになったのでした...
マリー・ルイーズ・ド・ラ・ラメー Marie Louise de la Ramee 菊池寛訳 「フランダースの犬」
...せっせと長い間はたらいて...
新美南吉 「名なし指物語」
...池のほうから金蔵の土台へせっせと水を流していたんです...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...マリア・アルコフォラドというポルトガルの修道女の〈ぽるとがる文〉の式にせっせと前線へ送っていた...
久生十蘭 「だいこん」
...淡い手提ランプの光を頼りにせっせとこの大事件の記事を書き綴っていた...
久生十蘭 「魔都」
...天井裏のがらんとした小さな部屋で少女が一人せっせとペンキ塗りをしていた...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...丁度家の掃除をせっせとやってやれいい心持と感じているような工合で...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...朝から晩までせっせと働いているのだ...
村山籌子 「みみず先生の歌」
...そしてお床の中でも、絶えず、せっせと、もろもろの重大案件を始末せられた...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...せっせと柴を採る...
矢田津世子 「鴻ノ巣女房」
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