...黒色のずっしり持ち重りのするブロオニングである...
梅崎春生 「日の果て」
...とたんにずっしりと十個のりんごの重さがかれの掌(てのひら)を下におした...
海野十三 「怪星ガン」
...ずっしり重い鉄片であった...
海野十三 「太平洋魔城」
...両手にずっしりとこたえた...
豊島与志雄 「奇怪な話」
...ずっしりと胸にきて...
豊島与志雄 「操守」
...そのずっしりとした重みを感じながら...
豊島与志雄 「反抗」
...円っこくなってずっしりと重かった...
豊島与志雄 「人の国」
...命のない身体のようにずっしりした重さがあった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...そのずっしり重い本を受取ったときの深い感激は...
中井正一 「少年に文化を嗣ぐこゝろを」
...ずっしりと持ち重りがするだけで...
久生十蘭 「あなたも私も」
...きつめねさんは 大きな バケツ いっぱいに ずっしり 水を くんできて...
ベアトリクス・ポッター Beatrix Potter 大久保ゆう やく 「きつねめさんのはなし」
...瘤々しくずっしりと太った体の鬼のことだから...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...ずっしりとかれの五官の上にのしかかってきた...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「ヴェニスに死す」
...暗い帝国主義の歴史が生活の重量となってずっしりと彼女をとりまき...
宮本百合子 「ケーテ・コルヴィッツの画業」
...その棧橋の陸につないであるところに私と栄さんと合計三十何貫の重みがずっしりとかかっていることに心付かず...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...上の平らなずっしりした岩で...
山本周五郎 「似而非物語」
...そしてどの牛もずっしりと重おもしく...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...ずっしり肩が痛い...
吉川英治 「忘れ残りの記」
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