...」一休(いっきゅう)さんは すたすたと...
五十公野清一 「一休さん」
...すたすたと大股に引返した...
板倉勝宣 「春の上河内へ」
...すたすたと歩き出した...
梅崎春生 「幻化」
...帆村はすたすたそこを立ち去ろうとするのであった...
海野十三 「宇宙戦隊」
...すたすたと片跣足(かたはだし)のままで駈け上る...
鈴木三重吉 「千鳥」
...振り向きもせず、すたすた五、六歩いそぎ足で歩いたら、また、うしろで場長が、「はじめは、ゆっくり...
太宰治 「パンドラの匣」
...今度こそは思ひ切つたといふやうにして後をも見ずにすたすたと對屋の階段を下りて行つた...
田山花袋 「道綱の母」
...正夫はすたすたとはいっていきました...
豊島与志雄 「白い朝」
...すたすたと庭へ下りて行って...
中里介山 「大菩薩峠」
...すたすた山の方へ歩いて行ったそうです...
夏目漱石 「行人」
...犬は口笛の吹かれてゐる方をちらりと振り返つて、富岡をしげしげと見てゐたが、このひとは違ふんだと云つた、哀れつぽい眼つきで、すたすたと、八ツ手の植込みの方へまぎれて行つた...
林芙美子 「浮雲」
...投(なげ)つけるやうにすたすたと行過(ゆきす)ぎるを...
樋口一葉 「たけくらべ」
...……さよなら」金五郎は、くるりと廻ると、すたすたと、飯代部屋の方へ、去って行った...
火野葦平 「花と龍」
...童子はすたすた歩いていた...
室生犀星 「後の日の童子」
......
八木重吉 「貧しき信徒」
...すたすたと内裏の門へさしかかった...
吉川英治 「三国志」
...またすたすたとでかけるようすだ...
吉川英治 「神州天馬侠」
...すたすたと表のほうへ迫って行った...
吉川英治 「梅里先生行状記」
便利!手書き漢字入力検索