...彼の手をすげなく振り切って...
海野十三 「英本土上陸戦の前夜」
...見るみるすげなく遠ざかって行くのだった...
高見順 「如何なる星の下に」
...すげなく断られるのがあたりまへだ...
種田山頭火 「其中日記」
...すげなく断つた(銭もないのだが)...
種田山頭火 「松山日記」
...時雄はこの余儀なき頼みをすげなく却(しりぞ)けることは出来なかった...
田山花袋 「蒲団」
...すげなく硝子戸を閉めたことと言い...
近松秋江 「霜凍る宵」
...すげなく追い払ってしまった...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...すげなく郷里へ追いやってしまった...
久生十蘭 「あなたも私も」
...向うですげなくすればするほど...
堀辰雄 「菜穂子」
...何故あんなに相手にすげなくして...
堀辰雄 「菜穂子」
...更らにすげなく言い続けていた...
堀辰雄 「ほととぎす」
...目あての餅はすげなく彼らの頭上をとんで行った...
本庄陸男 「石狩川」
...ポンとすげなく裏切って...
正岡容 「寄席」
...すげなく断りました...
柳田國男 「日本の伝説」
...すげなく首を横に振って...
吉川英治 「新書太閤記」
...すげなく振り捨てられよう)と...
吉川英治 「親鸞」
...弦之丞にすげなく別れてしまうのが...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...すげなくは扱うまい...
吉川英治 「源頼朝」
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