...――(感ずるところありて)――暮れいそぐ百舌鳥のするどく身にちかく・冬がまたきてまた歯がぬけさうなこともたえず鳴る汽車のとほく夜のふかく・酔ひざめのつめたい星がながれた・わかれようとしてさらにホツトウヰスキー・しんみりする日の身のまはりかたづける病中・ほつかり覚めてまうへの月を感じてゐる十二月三日曇...
種田山頭火 「其中日記」
...しんみりする日だ...
種田山頭火 「其中日記」
...そしてさういふ生活が私をしてほんたうの私たらしめてくれる!・かあとなけばかあとこたへて小春日のからすども・夜あけの風のしづもればつもつてゐる雪・見あげて飛行機のゆくへの見えなくなるまでたたへて凍つてゐる雲かげ・あたたかなれば木かげ人かげ・枯草へ煙のかげの濃くうすく・わかいめをとでならんでできる麦ふむ仕事・竹の葉のいちはやく音たてて霰改作二句・木枯は鳴りつのる変電所の直角線・しんみりする日の...
種田山頭火 「其中日記」
...内々そんな事を考へて居ります」お朝はしんみりするのです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...妙にしんみりするのです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...きっと話がしんみりするのであった...
葉山嘉樹 「海に生くる人々」
...しんみりするのを好まなかった...
葉山嘉樹 「海に生くる人々」
...しんみりする時必ず...
葉山嘉樹 「海に生くる人々」
...私がこんなに不思議にしんみりする楽しい空想を頭に描いたとしても...
三好達治 「測量船拾遺」
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