...どんな偉い裁判官だって処罰のしようがないではないか...
江戸川乱歩 「恐ろしき錯誤」
...重くてしようがない...
田中貢太郎 「累物語」
...それも他にしようがないというのは...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「妻」
...どうもアメリカの映画人のほうがよほど進んでいるといわれても弁明のしようがないようである...
寺田寅彦 「映画雑感(4[#「4」はローマ数字、1-13-24])」
...他に表現のしようがない...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「緋のエチュード」
...今いるところは暑苦しくてしようがないとかで...
徳田秋声 「黴」
...いったんその流れがイムピリアル平原の低地に流れ込めば手の施しようがない...
中谷宇吉郎 「アメリカの沙漠」
...「どうもしようがないな...
夏目漱石 「永日小品」
...実は私の手際(てぎわ)ではどうもしようがないので...
夏目漱石 「現代日本の開化」
...「しようがないね...
広津柳浪 「今戸心中」
...気がせいてしようがない...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...無数の豊麗線(ほうれいせん)と皺(しわ)は隠しようがない...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「玉手箱」
...若い人はしようがないと思っていると...
牧逸馬 「浴槽の花嫁」
...撲(なぐ)るよりほかに手の施しようがないのだ...
室生犀星 「野に臥す者」
...しかし返答のしようがないじゃないか」「たいへんな上役を貰ったものさ」玄一郎はむろんとりあわなかった...
山本周五郎 「いさましい話」
...「そこでぞっとしたってしようがないじゃないか」「けれどもぞっとしたんだから仕方がないですよ...
山本周五郎 「新潮記」
...どうしても弟のような気がしてしようがないのよ...
山本周五郎 「風流太平記」
...右の句だけではそれはどうにも立証のしようがない...
和辻哲郎 「孔子」
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