...鴎外漁史は曾つてS・S・S・社を代表して「しがらみ艸紙(さうし)」の本領を論ぜしことあり...
石橋忍月 「罪過論」
...又医学士山口寅太郎氏も「しがらみ艸紙」第四号の舞姫評中に言へるあり...
石橋忍月 「罪過論」
...その次の『柵草紙(しがらみそうし)』を見ると...
内田魯庵 「鴎外博士の追憶」
...この『しがらみ草紙』派は実は鴎外一人であって...
内田魯庵 「硯友社の勃興と道程」
...『柵草紙(しがらみぞうし)』等の愛読者となった...
高浜虚子 「子規居士と余」
...余は二階の六畳に寝転んで暑い西日をよけながら近松世話浄瑠璃(せわじょうるり)や『しがらみ草紙』や『早稲田文学』や西鶴ものなどを乱読しているところに案内も何もなく段梯子(だんばしご)からニョキッと頭を出したのは居士であった...
高浜虚子 「子規居士と余」
...文学雑誌では鴎外の『しがらみ草紙』を特に愛読していたので...
津田左右吉 「学究生活五十年」
...それから桂川連理柵(かつらがわれんりのしがらみ)の帯屋から桂川の心中までを演(や)った...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...浅倉当五(あさくらとうご)が雪の子別れには窓の格子こそ実(げ)に恩愛の柵(しがらみ)なれ...
永井荷風 「江戸芸術論」
...『しがらみ草紙』...
永井荷風 「十六、七のころ」
...私は『柵草紙(しがらみぞうし)』以来の先生の文学とその性行について...
永井荷風 「日和下駄」
......
樋口一葉 「別れ霜」
...家庭生活について日本の社会通念が枠づけている息ぐるしい家族制度のしがらみ...
宮本百合子 「あとがき(『伸子』)」
...そして『しがらみ草紙』の鴎外その他が早稲田文学派(自然主義に追々うごきつつあった)に対してロマンティシズム文学のチャンピオンとして一葉を実に押し出しています...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...身を投げし涙の川の早き瀬にしがらみかけてたれかとどめしこんな歌を書いていた...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...鴎外や次兄通泰などの『しがらみ草紙』に書いた時はまだ十四...
柳田国男 「故郷七十年」
...この『しがらみ草紙』のころであった...
柳田国男 「故郷七十年」
...『しがらみ草紙』に歌を寄せたころと同じ時代である...
柳田国男 「故郷七十年」
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