...しかるにかかる者の語の言葉尻(ことばじり)を捉えて是非の批判を下すは何の陋(ろう)ぞと責めたのである...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...しかるに君のは5.5ぐらいだ...
海野十三 「キド効果」
...しかるに其處から大きな白鳥になつて天に飛んで...
稗田の阿禮、太の安萬侶 武田祐吉訳 「古事記」
...しかるにもし私が千角形について思惟しようと欲するならば...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...しかるに化粧品や売薬の類は実際使いくらべてみた当人にも優劣の確かな認識はできない...
寺田寅彦 「読書の今昔」
...しかるに今度改訂の機会を得て...
豊島与志雄 「レ・ミゼラブル」
...しかるに、われわれはただ正確を期するためにこの一事を言うのであるが、十六日はちょうど謝肉祭末日の火曜日だった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...しかるに彼等人間は毫(ごう)もこの観念がないと見えて我等が見付けた御馳走は必ず彼等のために掠奪(りゃくだつ)せらるるのである...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...しかるに活動においては他者性は自己性と共にそれの成立の缺くべからざる契機をなす...
波多野精一 「時と永遠」
...しかるに、その張作霖の周囲に、軍事顧問の名で、取り巻いて恬然(てんぜん)としている者に、松井七夫中将を始め、町野武馬中佐などがあって、在満同胞二十万が、日に日に蝕まれていくのを冷然と眺めているばかりか、「みんな、日本人が悪いのだ」とさえ放言して顧みない...
河本大作 「私が張作霖を殺した」
...しかるに、非現行盗にあっては、犯人をして盗品の価額の二倍の贖罪金を被害者に支払わしむるに過ぎないのである...
穂積陳重 「法窓夜話」
...しかるに世人はこれをスミレに使って平然としてスマシているのは滑稽至極で...
牧野富太郎 「植物記」
...しかるに社会科学はその研究の手段として自然科学のごとく実験を用いることが出来ぬ...
三木清 「科学批判の課題」
...しかるに憎みが何か深いもののように見えるとすれば...
三木清 「人生論ノート」
...しかるにかような危機は...
三木清 「哲学入門」
...しかるに認識の對象性或ひは客觀性はその普遍性と必然性とを意味してゐる...
三木清 「認識論」
...しかるに乾(ほ)した椎茸を目方にかけてみると寒子の一升と春子の六...
村井弦斎 「食道楽」
...しかるにこの割箸はどういう訳だね」中川「アハハ...
村井弦斎 「食道楽」
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