例文・使い方一覧でみる「さなきだに」の意味
スポンサーリンク...さなきだに小暗（おぐら）い海底は... 
海野十三 「二、〇〇〇年戦争」
...さなきだに悩ましき眉を...
江戸川乱歩 「吸血鬼」
...さなきだに備前の夕凪（ゆうなぎ）...
江見水蔭 「備前天一坊」
...さなきだに空想に駆られ易い青年などは...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...さなきだに心の底には押え切れぬ躍動するものがある...
高浜虚子 「俳句への道」
...さなきだに重荷（おもに）を荷（にな）う人生において...
新渡戸稲造 「自警録」
...さなきだに思慮分別（ふんべつ）の熟（じゅく）せぬ青年はいよいよ心の衡平（こうへい）を失い...
新渡戸稲造 「自警録」
...さなきだに気を揃えて働かねば乗切れぬというのに...
久生十蘭 「重吉漂流紀聞」
...さなきだに朦朧たる加十の大脳を麻痺させ...
久生十蘭 「魔都」
...さなきだに人間らしい感情が乏しかったのに...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj（Николай Васильевич Гоголь） 平井肇訳 「死せる魂」
...刈り込んだ髪は、さなきだに狭い、皺の寄った額の中へ、鋭角をなして妙に突き出ている...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「予言者の家で」
...さなきだに競争の結果はすべての器を粗製と俗悪とに落（おと）し入（い）れました...
柳宗悦 「民藝とは何か」
...さなきだに粂八ひとり図抜けていたのが...
山本笑月 「明治世相百話」
...「何だと！」さなきだに殺気立っている黒装束の九人は...
吉川英治 「剣難女難」
...さなきだに、事の勃発いらい、天皇の御憂悶（ごゆうもん）は申すまでもない...
吉川英治 「私本太平記」
...さなきだに陣形は動揺する...
吉川英治 「新書太閤記」
...さなきだに少ない城兵の大半は...
吉川英治 「新書太閤記」
...さなきだに、おどろしき御山の冬...
吉川英治 「随筆 新平家」
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