...しかも奔走のさきざきから連日のように雲竜寺へ手紙を送って...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...教育してさきざき親の助けになるようにしてあげるが」と口々にすすめたが...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...さきざきどんな怖(おそ)ろしいことをしだすかわからない...
鈴木三重吉 「古事記物語」
...おまえのさきざきのことをかんがえて...
高山毅 「福沢諭吉」
......
武田祐吉 「古事記」
...さきざきその人を尊敬することが出来そうもない懸念(けねん)があった...
谷崎潤一郎 「細雪」
...古い若狭(わかさ)街道に沿うてさきざきに断続する村里を通り過ぎて次第に深い渓(たに)に入ってゆくと...
近松秋江 「狂乱」
...さきざき高等学校から大学に進もうという志望をいだいているものにとっては...
寺田寅彦 「亮の追憶」
...さきざきあまりかせげそうもない女をことさらねむらせてしまうというはなしはきいたことがある...
西尾正 「放浪作家の冒険」
...御心ざしさきざきかきつくして...
長谷川時雨 「尼たちへの消息」
...あなたのいくさきざきまで追いかけていく義務なんかありません...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...この新らしい友達同士はさきざき別れ別れになることを惜んで...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...ソリャもう行(ゆ)く先々(さきざき)でうるさいように云(い)う者はあれども...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...先々(さきざき)心配ないように見えるが...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部」
...それからスルスルと行くさきざきにむずかゆい感じを起させながら胸を這って袖口から出た...
宮本百合子 「お女郎蜘蛛」
...屋根の三角の角度はゆくさきざきでかわっているが...
柳田国男 「母の手毬歌」
...ゆくさきざきで、たちまちその支配役が手を挙げるのである、躰操をするのではなく降参するという意味で...
山本周五郎 「思い違い物語」
...何事が行くさきざきの国にあろうかと興味も多い...
横光利一 「欧洲紀行」
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