...ひとしくきりりと尾を巻いて...
芥川龍之介 「偸盗」
...玉依姫様(たまよりひめさま)のあの美(うつく)しいお顔(かお)がきりりと引(ひ)きしまって...
浅野和三郎 「霊界通信 小桜姫物語」
...又(また)きりりと引(ひ)きしまったお口元(くちもと)にも...
浅野和三郎 「霊界通信 小桜姫物語」
...きりりとした蒼白(あおじろ)い顔を見せた...
泉鏡花 「薄紅梅」
...とまたきりりりりと鳴いた...
泉鏡花 「海の使者」
...小浜兵曹長はきりりと眉(まゆ)をあげ...
海野十三 「怪塔王」
...きりりとした顔で...
海野十三 「爆薬の花籠」
...きりりと弓を絞つて遠矢を切つて放した...
薄田泣菫 「独楽園」
......
関口存男 「移轍(Anakoluth)」
...きりりと歯(は)をば切(くいしば)る...
アントン・チエホフ Anton Chekhov 瀬沼夏葉訳 「六号室」
...きりりと引緊(ひきしま)った体格(からだ)に...
モーリス・ルヴェル Maurice Level 田中早苗訳 「ペルゴレーズ街の殺人事件」
...勝気らしい口元のきりりと締った...
徳田秋声 「爛」
...眉濃く眼きりりとした色白の美男子だ...
徳冨蘆花 「漁師の娘」
...きりりとした眼を上げて部屋のうちを見廻わす...
夏目漱石 「虞美人草」
...きりりと脣(くちびる)を引きしぼりました...
フランセス・ホッヂソン・バァネット Frances Hodgeson Burnett 菊池寛訳 「小公女」
...いかにもきりりつとした...
長谷川時雨 「夏の女」
...髪は白元結(もとゆい)できりりと巻いた大髻(おおたぶさ)で...
久生十蘭 「鈴木主水」
...千鶴子は一見底深い光沢を湛えた瑪瑙のようにきりりと緊って見えるのであった...
横光利一 「旅愁」
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