...医両学部へお成り...
中谷宇吉郎 「雪今昔物語」
...「ええもう子供が四人(よつたり)あります」「一番お上のはいくつにお成りで」「さようさもう十二三にも成りましょうか...
夏目漱石 「行人」
...奥様にお成りなされたと聞いた時からそれでも一度は拝む事が出来るか...
樋口一葉 「十三夜」
...何うぞ以前の録さんにお成りなされて...
樋口一葉 「十三夜」
...放蕩(ほうたう)ものにでもお成りなされては取返しがつき申さず...
樋口一葉 「ゆく雲」
...内の文さんは昨日(きのう)御免にお成りだッサ」「ヘーそれは」「どうしても働のある人(しと)は...
二葉亭四迷 「浮雲」
...手紙の着きし当日より一日も早く旧(もと)のようにお成り被成(なされ)候ように○○(どこそこ)のお祖師さまへ茶断(ちゃだち)して願掛け致しおり候まま...
二葉亭四迷 「浮雲」
...上野の音楽学校にお成りになったのは明治三十六年の秋のことでした...
三浦環 「お蝶夫人」
...少し横にお成りあそばすとじきにおなおりであろうから――」浪路は...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...関東米相場の神さまにもお成りになり...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...公方のお成りをさえきっぱりとことわった...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...あなたきっと御丈夫にお成りなさいますわ...
シュニッツレル Arthur Schnitzler 森鴎外訳 「みれん」
...正樹ちゃんは夏の頃より随分御身大きくお成りになったし...
山崎富栄 「雨の玉川心中」
...いまにお萱の申すとおりにお成りですから」八子を生(な)さぬ者に子は育てられぬという...
山本周五郎 「菊屋敷」
...柳沢邸へのお成りが...
山本周五郎 「山彦乙女」
...お表から奥へお成りのようでしたがあれは?」「お桟敷(さじき)へ出て...
吉川英治 「私本太平記」
...高倉の馬場殿へお成りあって...
吉川英治 「私本太平記」
...あやまりなく天下様にお成り遊ばさるるにてあるぞ...
吉川英治 「新書太閤記」
便利!手書き漢字入力検索