例文・使い方一覧でみる「いたわしい」の意味

...おいたわしいお首（つむり）をお下げなすったままうすら寒い風の中にひとり立っておいででした... おいたわしいお首をお下げなすったままうすら寒い風の中にひとり立っておいででしたの読み方
有島武郎「燕と王子」

...ああ、おいたわしいな... ああ、おいたわしいなの読み方
泉鏡花「婦系図」

...いたわしい）母親は... いたわしい）母親はの読み方
海野十三「霊魂第十号の秘密」

...それぞれ御惨死（ござんし）なされたのはまことにおんいたわしいかぎりです... それぞれ御惨死なされたのはまことにおんいたわしいかぎりですの読み方
鈴木三重吉「大震火災記」

...おいたわしいことだわいと... おいたわしいことだわいとの読み方
谷崎潤一郎「盲目物語」

...おいたわしいことじゃ」妙覚寺に妙心房といって評判の高い僧があった...
中里介山「法然行伝」

...他から拝見しておいたわしいようで... 他から拝見しておいたわしいようでの読み方
野村胡堂「裸身の女仙」

...おいたわしい姿になられました」これを裏書きするものが... おいたわしい姿になられました」これを裏書きするものがの読み方
本庄陸男「石狩川」

...非常にいたわしい御様子に見えた... 非常にいたわしい御様子に見えたの読み方
紫式部與謝野晶子訳「源氏物語」

...寄託を受けた自分が不誠実者になったことでもお気づかわしさが倍加されておいでになるであろうのがおいたわしいと院はお思いになった...
紫式部與謝野晶子訳「源氏物語」

...またおいたわしい限りでもある... またおいたわしい限りでもあるの読み方
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ　Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳「モンテーニュ随想録」

...いたわしいけれど... いたわしいけれどの読み方
山田美妙「武蔵野」

...「ひとめ会いたいという気持もおいたわしいし... 「ひとめ会いたいという気持もおいたわしいしの読み方
山本周五郎「日本婦道記」

...「おいたわしいと... 「おいたわしいとの読み方
山本周五郎「樅ノ木は残った」

...――なんというおいたわしいことを... ――なんというおいたわしいことをの読み方
山本周五郎「若き日の摂津守」

...劉予州（りゅうよしゅう）様かよ」「おいたわしい事ではある」と... 劉予州様かよ」「おいたわしい事ではある」との読み方
吉川英治「三国志」

...おいたわしいといってもなお言いたりない... おいたわしいといってもなお言いたりないの読み方
吉川英治「私本太平記」

...「おいたわしい」と... 「おいたわしい」との読み方
吉川英治「親鸞」

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