...私(わたくし)の心(こころ)が急(きゅう)にむらむらとあらぬ方向(ほうこう)へ引(ひ)きづられて行(い)ったことは事実(じじつ)でございます...
浅野和三郎 「霊界通信 小桜姫物語」
...あらぬ方向にばかりわれにもなく鋭く働くようになっていた...
有島武郎 「或る女」
...あらぬ方向を不気味に凝視して...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「黄金薔薇」
...二人はそれには頓着なしでずん/\あらぬ方向へ行つた...
宮地嘉六 「煤煙の臭ひ」
...あらぬ方向へ走り去ったりするのだ...
山本周五郎 「季節のない街」
...あらぬ方向へ一跳足(ちょうそく)しかけたのは...
吉川英治 「私本太平記」
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