...干し物を竿(さお)に通しもせずにあたふたとあわてて干し物台の急な階子(はしご)を駆けおりてしまった...
有島武郎 「或る女」
...あたふたとかけだした...
ハーバート・ジョージ・ウエルズ 海野十三訳 「透明人間」
...あたふたと船橋に上ってきました...
海野十三 「太平洋雷撃戦隊」
...あたふたと逃げるように引き返しておいでになり...
大阪圭吉 「幽霊妻」
......
高見順 「死の淵より」
...父はあたふたと階上(にかい)から降りて来て「須美(すみ)...
竹久夢二 「おさなき燈台守」
...投げるように置いてあたふたと逃げだした...
田中貢太郎 「水魔」
...南はあたふたと起って迎えた...
田中貢太郎 「竇氏」
...一人の宮女があたふたと走って来ていった...
蒲松齢 田中貢太郎訳 「蓮花公主」
...駆けて」父親はあたふたと着物をひっかけながら怒鳴った...
モーリス・ルヴェル Maurice Level 田中早苗訳 「乞食」
...会いましょう」「では行ってまいります」お松があたふたと出て行ったその後で...
中里介山 「大菩薩峠」
...あたふたと行ってしまう...
中里介山 「大菩薩峠」
...あたふたと歸つて行つたといふだけのことです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...あたふたと階下(した)へ降りましたが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...少し気色ばんだ様子をしてあたふた出てきました...
平林初之輔 「祭の夜」
...あたふたとして立ちあがつた...
牧野信一 「夏ちかきころ」
...お待ち下さいまし」あたふたと...
吉川英治 「私本太平記」
...それならば――』と、連れ立って、あたふたと、御錠口(おじょうぐち)を通った...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
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