目と眼と瞳の使い分け

」と「」、どちらも「め」ですが、違いは何でしょうか。
一般的に「め」を漢字にすると、「目」がよく使われます。
「目」は眼球(まぶた)、目尻を含めて使うこともあります。
そして「眼」は「まなこ」ともいい、もともとは「」を表していました。
医学的には「まなこ」は、「眼球」といい、専門用語では「眼」が使われます。
また「瞳」はというと、眼球の中の黒目のこと(瞳孔)を指しています。

表現の範囲からみると、

「目」を使った表現は、とても広い範囲で使われています。

例えば、「台風の目」、「網の目」、「木目」、「お目が高い」

「眼」は眼科、眼鏡などの専門的な表現や、「慧眼、千里眼」など見る行為について使われます。

「瞳」は「瞳を閉じて」や「つぶらな瞳」の様な、目線や目の表現として使うこともあります。

ちなみに目の色は、青や緑、茶色など、人によって異なりますが、瞳(瞳孔)はどんな人でも黒色なんだとか。

バラ、薔薇、肋?

今回は美味しいお肉のお話です。
スーパーで見かける肉の表示「バラ肉、小間切れ(細切れ)、切り落とし」
この違いはどこにあるのでしょう。
お肉好き、料理好きの方なら、既にご存じの方も多いかもしれませんね。

先ず「バラ肉」⇒漢字だと「肋肉

あばら骨(肋骨)周辺の肉のことを指します。
赤身脂身と三層になっているので、「三枚肉(さんまいにく)」ともいいます。
そしてあばら骨付きは、「スペアリブ」と呼ばれます。
バラ肉のバラは、あばらの「あ」がとれたことに由来するのですね。

次に「小間切れ細切れ」ですが、どちらも「こまぎれ」です。
たいてい乱雑にトレーにパックされていますが、ロースやバラなどを整形するときに出る切れ端です。なので大きさが不揃いだったり、部位も色々入っています。

そして「切り落とし」ですが、こちらは特定の部位の切れ端を集めたものです。
なので、こま切れと違い「豚肩切り落とし」「豚もも切り落とし」等と、部位ごとにパックされています。

ちなみに薔薇肉というものもにはあるようで、ローストビーフや生ハムなどで模した薔薇だそうです。まさに美味(美しい味)肉ですね!

壁ちょろって?

 

イモリとヤモリの違いをご存じでしょうか。
漢字にすると、いもり⇒「井守」とヤモリ⇒「家守守宮

イモリは井戸のような湿った場所、水中に生息する両生類
ヤモリは人家や壁など陸で生活をする爬虫類です。

またイモリは腹が赤く、毒を持ち、ヤモリに毒はありません。

イモリは井戸の中にいる害虫を食べ守る「井守」、
ヤモリは家の害虫などを食べ守るとされ「家守」と言うとようです。

そして「かべちょろ」ってご存じですか?

九州地方特有(方言)のトカゲ、ヤモリ等の呼び名らしいです。壁をちょろちょろ這うから「ちょろ」かわいいですね。

 

 

「鰐」に「梨」でアボカド、では「彌猴」に「桃」は?

様々なフルーツが店頭に並んでいますが、特に秋になると種類が豊になりますね。
でもそのフルーツ、果物は、カタカナで表記されているものがほとんど。
普段目にするフルーツを漢字表記したらどうなるのか、今回は果物の名前についてご紹介いたします。

先ずはアボカド⇒鰐梨(わになし)

和名を鰐梨(わになし)といい、その表皮がの皮に似ていることが由来とされているとか。

カシス⇒黒酸塊(くろすぐり)

和名を黒酸塊(くろすぐり)といい、「カシス」は仏名。

オレンジ⇒甘橙(あまだいだい)

果実を表す「」が、甘い果実の意味で「甘橙」と呼ばれるようになったのですね。

パイナップル⇒凰梨(ほうり)

和名を凰梨(ほうり)といい、パイナップルは英語で、形がpine(松ぼっくり)で、味はapple(林檎)が由来らしいのですが、中国語の漢字で日本に入り、今に至るとか。

キウイ⇒彌猴桃(びこうとう)、鬼木天蓼(おにまたたび)、支那猿梨(しなさるなし)

キウイは、もとは中国原産の果樹で、ニュージーランドに持ち込まれ改良されたものだとか。「彌猴」はアカゲザルを指し、猿が好んで食べる果実だったことに由来しているとか。

フルーツの和名は、馴染みがないものも、由来を知ると納得ですね。

ニュージーランドは新西蘭、ウェールズは威勒士、ではサモアは?

ラグビーワールドカッップ2019に因んで、出場国を漢字で表してみました。

アイルランド⇒愛蘭愛蘭土
スコットランド⇒蘇格蘭
ロシア⇒露西亜
サモア⇒薩摩亜
ニュージーランド⇒新西蘭新西伊蘭土
南アフリカ⇒南阿弗利加
イタリア⇒伊太利伊太利亜
ナミビア⇒納米比亜
カナダ⇒加奈陀加那陀
イングランド⇒英倫英蘭
フランス⇒仏蘭西
アルゼンチン⇒亜爾然丁
アメリカ⇒亜米利加
トンガ⇒湯加
オーストラリア⇒濠太剌利
ウェールズ⇒威勒士
ジョージア⇒具琉耳喬治亜
フィジー⇒斐済
ウルグアイ⇒烏拉圭

外国の国名の漢字表記は、同音、類似音を持つ漢字を当てる場合がほとんどですが、象牙海岸(コートジボアール)の様に、意訳した漢字を当てることもあるそうです。また、表記した漢字のイメージが悪いなど、その国から抗議があった場合は、その漢字を変えることもあるようで、ロシアの露が、過去に「魯」から現在の「露」へ変更したのもそういった理由があったとか。

なぜその字を当てたのか、その国の一部を想像できて興味深いですね。

スポーツを漢字で表すと・・・

スポーツの秋、ラグビー、バレーボール、サッカーなど、様々なワールドカップ、世界大会など開催されます。

普段カタカナで表記されている競技は、漢字にするとどうなるでしょう。

サッカーは? ⇒蹴球(しゅうきゅう)
テニスは? ⇒庭球(ていきゅう)

ラグビーは?⇒闘球(とうきゅう)

バレーボールは? ⇒排球(はいきゅう)

バドミントンは? ⇒毛球(もうきゅう)、羽球(うきゅう

ハンドボールは? ⇒送球(そうきゅう)

アメリカンフットボールは? ⇒鎧球(がいきゅう)

ボクシングは? ⇒拳闘(けんとう)

バスケットボールは? ⇒籠球(ろうきゅう)

では、避球(ひきゅう)は何の競技でしょうか?

答えはドッジボールです。

漢字を見ると、その競技の様子が想像できると思いませんか?

名字が日付?~漢数字の名前の読み方~

漢数字の名前の読み方」にも登場しましたが、
今回は、日付が名字の読み方をご紹介いたします。
皆さんは、どれくらいご存じでしょうか。

元日田」と書いて、「もとひだ」

四月一日四月朔日」と書いて、「わたぬき、つぼみ」

この由来は、暖かい季節になって綿入れの着物から綿を抜いていたからだとか。

五月七日」と書いて、「つゆり」

「つゆり」は「栗花落」とも書くのですが、由来としては、栗の花が落ちるころに梅雨入りするという説や、昔話からの説などがある様です。

「六月一日、六月朔日」と書いて、「うりはり、むりはり、くさか」
八月一日八月朔日」と書いて、「はっさく、やふみ、ほずみ、ほそみ、ほづみ」

「はっさく」は「八朔」の読みで、「ほづみ」は稲の新穂を摘む「穂積」ことが由来だとか。

八月一日宮」と書いて、「ほずのみや」

八月十五日」と書いて、「あきなか」

「あきなか」の由来は、旧暦の中秋から。

さらに、そこから満月を表す「十五月」を「もちづき」と読んだりもするそうです。

十一月二十九日」は、「つめづめ」

十二月一日」は「十二月田」とも書き、「しはすだ」

十二月晦日」は、「ひづめ、ひなし」

一年の一日が名字だと、その方の誕生日と名字が同じ、という確率はどれほどでしょうね。

また漢数字の名前の読み方をご紹介する予定です。

お楽しみに。

卵と玉子どっち?

「たまご」を漢字で書くと「」と「玉子」ですが、その違いは何でしょうか?

一般的には、「卵」は、生物学的な意味とし使われ、

「玉子」は、食材として使われています。

食用のたまごは、鶏のたまごが主なので、

カエルや、魚、虫のたまごは「玉子」ではなく「卵」となります。

また「医者のたまご」の様な表現は、たまごから孵化して大きく成長する比喩なので、「医者の卵」となり、「医者の玉子」とはならないのですね。

ちなにみ、「卵」の古名は、「殻の子(かひのこ)」といいます。

そして「かいこ」「かいご」と変化し呼ばれるのですが、「(かいこ)」と混同するため、「玉の子」と呼ばれるようになったらしいのです。これが「玉子」の由来とされている様です。

その「玉子」は、鳥類の殻に包まれた丸い玉を指していていたので、「玉子」=「鳥のたまご」となったとか。

子子子子子子子子子子子子の読み方

さて問題です。
「子子子子子子子子子子子子」は、何と読むでしょう?

答えは、「ねこのここねこ ししのここじし」
(猫の子仔猫獅子の子仔獅子)です。

この問題は、平安時代の嵯峨天皇が、小野 (おの の たかむら)に出したそうですが、「」は四通りの読み方(こ、ね、し、じ)で、この様な読み方ができるのですね。

実はまだ、子には読み方があります。なのでこのことばあそびは、まだまだできそうです。皆さんも考えてみてはいかがでしょう。

葡萄と葡萄


秋に美味しい果物の代表のぶどう
漢字で書くと「葡萄」です。
でも「葡萄」とかいて「えび」とも読みます。
葡萄葛(えびかずら)、葡萄蔓(えびづる)など。
この「えび」って何でしょう?
これもまた、ぶどうの古名(古い呼び方)らしいのですが。
葡萄(ぶどう)の由来は、ペルシャ帝国のフェルガナ地方で栽培されていた
「ブーダウ」という品種に、中国語の読みが当てられ日本に入ってきたそうで、
その葡萄は、日本に自生していた和種のブドウ科植物と似ていたため、葡萄(えび)というようになったとか。
山葡萄のような赤紫色を、葡萄色(えびいろ)と呼ぶのも、これらに由来しているみたいですね。