料理にお菓子作りに使う「バター」「マーガリン」は身近な食べ物ですが、それらの漢字は何でしょう?
「バター」を漢字で表記すると「牛酪」
バターは、牛乳から分離した脂肪分を固めた食品です。
日本では江戸時代、徳川家斉がインドの白牛から牛酪を作らせたといわれていますが
一般に食用とされたのは明治以降。
「マーガリン」を漢字で表記すると「人造牛酪」
マーガリンは、高価だったバターの代替として作られた食品です。
植物性、動物性の油脂が原料。
日本では「人造バター」と呼ばれていましたが、1952年にマーガリンと呼称を改めました。
ちなみにマーガリンの原型は、19世紀末にナポレオン3世がバターの代替を募集し、化学者ムーリエのアイデアを採用して作らせたもので、「オレオマーガリン」という名前でした。
それが後に略され「マーガリン」と呼ばれるようになったそうです。