「杜鵑・蜀魂・不如帰」はすべて同じ読み方です。さて何と読むでしょうか?
答え・・・
「ほととぎす」です。
「ホトトギス」の漢字を調べると他にも様々な漢字で表され、異名も複数ありました。今回はこの「ホトトギス」漢字と異名、そしてその由来をご紹介します。
🐦ホトトギスの漢字表記
①杜鵑、(「とけん」とも読みます)
②杜宇、
③蜀魂、
④不如帰、
⑤時鳥、
⑥子規、
⑦田鵑
🐦ホトトギスの異名
卯月鳥(うづきどり)
早苗鳥(さなえどり)
魂迎鳥(たまむかえどり)
死出田長(しでのたおさ)
勧農鳥(かんのうちょう)
①~④は中国の故事や伝記に由来した漢字で
⑤は田植えの頃(五月頃)に毎年渡来するため、時を告げる鳥とされたため。
早苗鳥、勧農鳥も同じ意味
⑥は不如帰が故郷を離れ帰心を思わせる「思帰」と呼ばれ、
それが転じて「子規」となったとか。
ちなみに正岡子規は、このホトトギスの漢字から俳号に「子規」としたのだとか。