雲(くも)、霧(きり)、靄(もや)、霞(かすみ)の違いは?

雲(くも)、霧(きり)、靄(もや)、霞(かすみ)は違いはといって、すぐに説明できますか?

まず、(きり)と(もや)とは?
大気中の水蒸気が小さな水粒になって空中に浮かんだ状態で、
視界が悪くなる状態をいいます。

では霧(きり)と靄(もや)の違いは?
視程(してい)の差です。

視程とは気象用語で、肉眼で物体がはっきりと確認できる最大の距離のことをいいます。
霧(きり)の視程は、1km未満で遠くまで見通せない状態
靄(もや)の視程は、1km以上で遠くまで見通せる状態

そして「濃霧(のうむ)」という用語もあります。
濃霧の視程は、陸上でおよそ100m、海上で500m以下の霧となっています。
近くが見えない状態を霧、遠くまで見える状態なら靄という感じですね。

霞(かすみ)とは?
視界が悪くなる状態のことを指す言葉で、
その原因が霧や靄以外に、黄砂、チリでも「霞(かすみ)」と表現できます。
そのため霞(かすみ)は、気象を表す用語として使われていません。

ちなみに季語では、「霧(きり)」は秋、「霞(かすみ)」は春の季語です。
「靄(もや)」は季語ではありません。

それでは、雲(くも)と、霧(きり)と靄(もや)の違いは?
その発生方法は同じです。
違いは、発生する位置です。
雲は、地面に接していない
霧や靄は、地面に接していることです。

山にかかるものを、山の下の人は「雲」といいます。
しかしその山にの登り、その中にいる場合は「霧」となります。
雲と言う場合は、人よりも上にあり
霧と言う場合は、人の目線の高さにあって、同じものでも表現が変わるということですね。